屋外用のガーデニング棚をDIYしたい!理想の棚を作るためのコツと注意点
ガーデニング棚は、複数ある植物や道具をスッキリと収納するのに役立ちます。しかし、屋外で使用するガーデニング棚を探したとき、価格やサイズ、使い勝手などを理由に納得いく品が見つからなかったことがありませんか?そんなときは、自分好みの棚をDIYでつくってみましょう。
事前にしっかりと計画を立てることにより、理想の棚をDIYでつくれますが、いくつかのポイントや注意点を押さえることが大切です。この記事では、理想的な屋外用のガーデニング棚をDIYでつくるためのコツと基本的な作り方について解説します。
記事のポイント
- 屋外用のガーデニング棚をDIYするときの注意店
- ガーデニング棚をDIYするための準備と注意点
- 屋外用ガーデニング棚の基本的な作り方
屋外で使うガーデニング棚をDIYするときに考慮したいポイント
屋外で使うガーデニング棚をDIYする際に考慮すべきポイントはいくつかあります。これらのポイントを把握し、計画的に取り組むことが、理想のガーデニング棚を実現する鍵となります。
棚の置き場所と管理
まず、ガーデニング棚を設置する場所を検討しましょう。日光の当たる場所や風通しの良い場所が植物の成長にとって重要な要素です。また、水やりの頻度や植物の配置など、棚を設置した後の管理も考える必要があります。
さらに、屋外では雨風に強い素材を選ぶ、木材など湿気に弱い素材なら表面を保護する塗料を施すなど、適切な対策が必要です。普段は日陰に棚を保管しておき、日光の出ている時間帯だけ棚を移動させる場合は、キャスターや軽量素材を使うと快適に使えます。
棚のサイズ
ガーデニング棚のサイズを決定しましょう。サイズは植物の種類や棚に置く数に合わせて選ぶのがコツです。棚が狭すぎると植物が十分に成長できない恐れがあり、逆に広すぎると無駄なスペースができてしまいます。植物の種類とサイズに応じて最適な寸法を決定しましょう。
統一感
ガーデニング棚と、棚に置く植物の種類、庭と調和するようにデザインにすることでおしゃれに仕上がります。統一感のあるデザインは、庭全体を美しく演出してくれます。棚に使用する素材の種類や色、塗装の方法、装飾などを検討して、庭に調和するガーデニング棚を計画しましょう。
屋外用のガーデニング棚をDIYするための準備
屋外でのガーデニングに適した棚をDIYするためには、事前の準備が大切です。DIYに取り掛かる前に、以下の手順で準備を進めましょう。
綿密なプランを立てる
まず、ガーデニング棚のプランを立てましょう。どのような形状やサイズが理想的かを決定し、デザインのアイデアをメモにまとめます。この際に、庭やテラスの雰囲気に合ったデザインを考えることが大切です。また、植物の配置についても考えておきましょう。
材料を選択する
考えたプランやデザインに合わせて、適切な材料を選びましょう。木材は、湿気に弱いのがデメリッなので、耐候性のある木材を選ぶ、もしくは必要に応じて防水処理を行います。また、塗装や仕上げ材によって、デザインを際立たせることができます。
必要な工具を準備する
DIYで使用する工具を準備しましょう。以下に、棚をつくるのに便利な主な工具を紹介します。
ドリル
素材に穴を開けたり、ビス止めをしたりするのに役立ちます。
ドライバー
ビスを締めたり、緩めたりするのに使用します。電動ドライバーや手動ドライバーがあるので必要に応じて用意しましょう。
ノコギリ
木材を必要なサイズにカットするのに使用します。
屋外用ガーデニング棚をDIYするときの注意点
屋外用のガーデニング棚をDIYするときに注意しておきたいポイントを解説します。
耐久性の高い材料を選ぶ
紫外線や雨、風といったダメージを受けやすい屋外で使用する棚をDIYする場合、耐久性のある材料を選ぶことが重要です。木材を使用する場合、木材にもいくつかの種類があるので、適切な種類を選びましょう。屋外用として使うなら、圧力処理された松、シーダー、またはレッドウッドなどが耐久性が高く、おすすめです。
ダメージ対策を忘れずに
屋外用の棚は、湿気にさらされるため、防水処理が必要です。防水塗料やシーラーを使用することで、素材を保護し耐久性を高められます。
設置場所に合わせた対策
棚を設置する場所によっては、風や日光にさらされることがあります。風に強い構造にするためには、棚を壁に固定するなど対策が必要です。また、日光に長時間さらされる場合は、木材が変色する可能性があるため、日光を避ける場所に設置することが望ましいです。
耐荷重に注意
棚に置く植物や道具の重量を考慮して、棚の耐荷重量を決定する必要があります。耐荷重量を超えるものを置くと、棚が崩壊する可能性があるため注意してください。
屋外用ガーデニング棚を簡単にDIYする方法
屋外用のガーデニング棚をDIYするときの参考になるように、簡単な作り方を紹介します。屋外用のガーデニング棚のDIYで使われることが多い木材とアイアンを使ったガーデニング棚をつくる方法を解説します。
すのこを使った棚
100円ショップでも手に入るすのこを使うことで、簡単かつおしゃれなガーデニング棚をつくれます。手順を以下に解説します。
① プランの策定:
まず、ガーデニング棚のプランを立てます。どのような寸法の棚が必要か、どこに設置するか、どの植物を配置するかを考えましょう。デザインを検討し、必要な材料や道具をリストアップします。
②必要な材料と道具を準備
プランによって異なりますが、必要な主な道具を以下に紹介します。
- 木のすのこ板
- 木の材料(通常は2×4材など)
- ドリルとドリルビット
- ドライバー
- 鉛筆と巻尺
- ヤスリ
- マスキングテープ
- ペイントや木材保護塗料
- 木ネジ
- メジャーや水平器
③すのこをカット
木のすのこ板を必要な寸法にカットします。ガーデニング棚の棚板として使用する板の数を決定し、それぞれを正確にカットします。ヤスリを使ってカット面を滑らかにしましょう。
すのこをカットする作業が面倒なときは、100円ショップなどで販売しているすのこを使っても問題ありません。適切なサイズのすのこが見つかれば、材料をカットする手間を省けます。
④フレームの組み立て
木の材料を使って、ガーデニング棚の基盤となるフレームを組み立てます。木材を必要な長さにカットし、プラン通りにフレームを作成します。ドリルと木ネジを使用してフレームを組み立てて、しっかりと固定します。
⑤すのこの取り付け
作成したフレームに、すのこを取り付けます。各すのこを均等に配置し、ドリルと木ネジを使用して固定します。すのこがしっかりと固定されるように慎重に作業しましょう。
⑥仕上げと保護
ガーデニング棚を保護し、美しさを引き立てるために、ペイントや木材保護塗料を使用して仕上げをしましょう。紫外線や湿気で素材を傷めないようにするためにも、適切な仕上げが重要です。またマスキングテープを活用して、デザインや模様を加えることもできます。
⑦必要に応じてプランターボックスを取り付け
完成したすのこの棚にプランターボックスを追加してみませんか。すのこ棚に直接植物を置くよりも、植物を育てやすいだけでなく、移動も容易です。
アイアンを使ったガーデニング棚
アイアンはガーデニング棚をつくるのに人気が高い素材の一つです。初心者でもつくりやすいアイアン素材の屋外用のガーデニング棚を、DIYする手順を以下に示します。
アイアンは耐久性が高く、屋外用のガーデニング棚に適した素材です。作製手順をよく理解し、安全に作業しましょう。
①プランの策定
ガーデニング棚のプランを立てます。棚のサイズ、デザイン、高さ、棚の数などを考慮し、アイアンパイプの長さを決定します。細部まで詳細にプランを設計しましょう。
②材料と道具の準備
プランに合わせて必要な道具を準備します。主な道具は以下の通りです。
- アイアン棒またはパイプ(サイズや長さはプランに合わせて選択)
- アイアン棒またはパイプを切断するためのハックソーまたは鋸
- 測定用のメジャーや巻尺
- マーキングペン
- ドリルと金属用ドリルビット
- 金属用のボルト、ナット、ワッシャー
- レベル
- ペイント
- 手袋、安全メガネ、マスク(安全用具)
③アイアンパイプの切断
プランに基づいて、アイアンパイプを必要な長さに切断します。メジャーや巻尺を使用して正確な寸法を測定し、マーキングペンで印をつけ、ハックソーまたは鋸を使用して切断します。安全に作業するために、手袋を着用することをおすすめします。
④フレームの組み立て
切断したアイアンパイプを使用して、ガーデニング棚のフレームを組み立てます。アイアンパイプをL字型や四角形などのフレームに配置し、接合部分にボルト、ナット、ワッシャーを使用して固定します。レベルを使用してフレームが水平になるように調整しましょう。
⑤棚の取り付け
フレームに棚を取り付けます。アイアンパイプの水平な部分に棚を置き、ドリルと金属用ドリルビットを使用して固定します。各棚を均等に配置し、棚板がしっかりと固定されていることを確認しましょう。
⑥仕上げと保護
ガーデニング棚を保護し、風雨や紫外線によるダメージから守るために、保護機能がある塗料やペイントを使用しましょう。アイアンをペイントする際には、金属用のペイントを選び、適切な下地処理を行ってからペイントを塗ることで、錆の発生を防げます。
屋外用のガーデニング棚をDIYしておしゃれな庭に仕上げよう
今回は屋外用のガーデニング棚DIYするときの注意点と、作り方について詳しく解説しました。ガーデニング棚を使うと、複数の植物やガーデニンググッズをまとめて収納でき、庭全体をスッキリとおしゃれに見せてくれます。
DIYすることで、サイズ、価格、使い勝手に納得いく棚をつくれるかもしれません。屋外でのガーデニングに適した棚をDIYするための、プランニングや準備、作り方の解説を参考に、自分好みのガーデニング棚をつくってみましょう。