庭木の剪定時期一覧表を紹介!庭木を美しく育てるためのポイントを解説

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庭木の剪定に決まった時期はないと思っていませんか?庭木を美しく、すこやかに育てるためには、庭木の剪定時期を正しく理解することが重要なポイントです。そこで、今回は庭木の剪定時期一覧表を基に、適切な剪定時期について解説します。

剪定時期を誤ると、庭木の健康や美しさに悪影響を及ぼす可能性があるのです。庭木の剪定時期の重要性、種類ごとに適した剪定時期、剪定時期を誤ったときの対策などについても解説します。庭木の剪定時期で悩んだときの参考にしてみてください。

記事のポイント

  1. 庭木の剪定時期を理解する重要性
  2. 庭木を剪定する適切な時期の一覧表
  3. 庭木の剪定時期を誤ったときの対策
目次

庭木の剪定時期一覧表をチェックする前に剪定時期の正しい理解が重要

美しい庭を保つためには、庭木の剪定を正しく行うことが重要です。ここでは、庭木を適切な時期に剪定する重要性と、庭木の種類によって剪定時期が異なる理由について解説します。

庭木の剪定時期に合わせたお手入れの重要性

庭木の剪定時期は庭の美しさや健康に大きな影響を与えます。正しい時期に剪定を行うことで、以下のような利点が得られます。

成長促進

適切な剪定時期に剪定を行うことで、新しい芽の成長が促進されます。これにより、庭木はすこやかに生長し、より茂って美しくなります。

病気予防

間違った時期に剪定を行うと、庭木が感染症にかかるリスクが高まります。正しい剪定時期によって、病気の予防効果が高まります。

安全確保

剪定時期を守ることで、庭木の枝が建物や電線に干渉しないように保ち、安全を確保できます。

剪定時期が庭木の種類によって異なる理由

庭木や花木などの種類によって異なる剪定時期がある理由は、それぞれの樹種ごとに生育サイクルが異なるためです。

例えば、落葉樹は葉を落として休眠する冬季に基本的な剪定を行います。一方で常緑樹は冬季でも活動しているため、春先まで待ってから剪定を行うのが適しています。常緑針葉樹は新芽が育つ前の3月~4月頃が基本的な剪定時期です。

庭木の基本的な剪定時期と剪定方法

庭木を美しく育てるためには、基本的な剪定時期とその方法を正しく理解することが不可欠です。ここでは、夏と冬の基本的な剪定時期と、剪定方法の種類である軽剪定と強剪定の違いについても解説します。

夏と冬の基本的な剪定時期について

庭木の剪定時期は、庭木や花木などの種類により細かい剪定時期が異なります。基本的には発芽前の樹木の休眠中に行う冬期剪定と、木の生育中に行う夏期剪定を1年間に2度行うのが剪定の基本的な時期です。以下に、庭木の基本的な剪定時期と剪定方法を説明します。

冬季剪定

冬季剪定とは、庭木が活動を始める春に備えて、不要な枝を切ったり、茂っている葉を減らしたりするような剪定のことです。新芽が育つのが5月頃の庭木は、3月~4月の春に行う場合もあります。

夏季剪定

茂ってきた枝や葉を剪定し、樹木全体の形を整えることを目的とした剪定です。夏季に行う剪定は、日当たりや通気性を良くし、枝を短くすることで災害時などの強風で枝や木が折れるのを避けるという効果もあります。

軽剪定と強剪定の違い

軽剪定と強剪定は、庭木の剪定方法において重要な違いがあります。正しい方法を選ぶことが、庭木の健康を保つ鍵となるため、剪定方法の違いについて適切に理解することが大切です。

軽剪定

軽剪定は、夏の成長期に行われ、主に新芽や細い枝を切り取ることを指します。目的は形を整え、風通しを良くすることです。軽剪定では、主要な枝を大幅に削ることは避けます。

強剪定

強剪定は、冬の休眠期に行われ、大きな枝を切り戻すことを含みます。この方法は、庭木の形を整えるだけでなく、成長をコントロールするためにも使用されます。強剪定では、大きな枝を切り戻すことが一般的ですが、過度な剪定は避けるべきです。

庭木の剪定時期一覧表を紹介

庭木を美しく育てるためには、剪定時期を正しく把握し、適切な剪定を行うことが大切です。庭木の種類によって剪定時期が異なるため、この記事では代表的な庭木の剪定時期を一覧表として紹介します。

庭木の剪定時期一覧表

樹木名 開始時期 終了時期
アジサイ 7月中旬 8月上旬
アジュガ 4月下旬 5月上旬
アセビ 3月下旬 4月上旬
アジロバイ 3月下旬 4月上旬
アベリア 3月下旬 4月上旬
アラカシ 3月下旬 4月上旬
アルメリア 3月下旬 4月上旬
イヌツゲ 3月下旬 4月上旬
イヌマキ 2月下旬 3月上旬
イヌミズキ 2月下旬 3月上旬
イチイ 2月下旬 3月上旬
イチジク 2月下旬 3月上旬
イノデ 2月下旬 3月上旬
イボタノキ 2月下旬 3月上旬
ウグイスカグラ 2月下旬 3月上旬
ウメ 2月下旬 3月上旬
ウラジロモチノキ 2月下旬 3月上旬
エゴノキ 通年
オウバイ 通年
オニグルミ 通年
オニノウエンドウ 通年
オニバス 通年
オニユリ 通年
オニヨメイザサ 通年
オルトランディア 通年
オンブズマキ 2月下旬 3月上旬
カキノキ 2月下旬 3月上旬
カツラ 2月下旬 3月上旬
カラマツ 3月下旬 4月上旬
カリン 2月下旬 3月上旬
カンヒザクラ 2月下旬 3月上旬
キイチゴ 2月下旬 3月上旬
キジムシャ 2月下旬 3月上旬
キヅタ 2月下旬 3月上旬
キリ 2月下旬 3月上旬
キンモクセイ 通年
クスノキ 2月下旬
クロマツ 2月下旬
ケヤキ 通年
コナラ 通年
サクラ 11月 2月
サンシュユ 7月 8月
サザンカ 6月 7月
シャクナゲ 6月 7月
シャリンバイ 6月 7月
シイ 6月 7月
シラカシ 6月 7月
ジューンベリー 2月 3月
スイセン 5月 6月
スズメノキ 6月 7月
ソテツ 5月 6月
ソメイヨシノ 11月 2月
タイワンヒイラギ 6月 7月
タチバナ 2月 3月
タブノキ 2月 3月
タマナラシ 2月 3月
タマノキ 2月 3月
ツバキ 6月 7月
ツツジ 6月 7月
トチノキ 11月 2月
トネリコ 3月
トベラ 3月 6月
ナンテン 2月下旬 3月上旬
ナツメ 12月下旬 3月上旬
ニセアカシア 2月下旬 3月上旬
ニシキギ 2月下旬 3月上旬
ネムノキ 2月下旬 3月上旬
ノコギリヤシ 通年
ハナミズキ 6月 10月
ハイビャクシン 4月 5月
ハゼ 2月 3月
ハナカイドウ 6月 7月
ハンノキ 6月 7月
ヒメシャラ 6月 7月
ヒメヤナギ 6月 7月
ヒイラギ 6月 7月
フジ 8月 9月
フジバカマ 8月 9月
フウセンカズラ 8月 9月
フウリンアジサイ 8月 9月
ヘビイチゴ 2月 3月
ホオノキ 2月 3月
ホオズキ 2月 3月
ホオジロ 2月 3月
マツ 3月 6月
マキ 12月 2月
マンリョウ 3月 4月
ミズキ 3月 5月
ミツバツツジ 6月
ミズナラ 3月 5月
ムクノキ 2月 3月
メタセコイア 2月 3月
モミジ 12月 2月
モチノキ 2月 3月
モクレン 3月 4月
ヤマボウシ 3月 4月
ユズリハ 2月 3月
ユーカリ 2月 3月
ヨモギ 2月 3月
ライラック 6月
ライチ 2月 3月
ラッカセイ 2月 3月
ラベンダー 8月 9月
リンゴ 2月 3月
リュウゼツラン 2月 3月
ルリノキ 2月 3月
レモン 2月 3月
ロウバイ 2月 3月
ローズマリー 6月 7月
ロウソクノキ 2月 3月
ワイヤープランツ 4月 5月
ワニノボリ 2月 3月
ワタリスギ 2月 3月
ワタナベコウ 2月 3月

庭木として人気の7樹種の適切な剪定時期と剪定時のポイント

庭木として人気が高い樹木について、適切な剪定時期と剪定時のポイントを解説します。

シマトネリコ

シマトネリコ
お庭屋よつば

シンボルツリーとしても人気が高いシマトネリコに適した剪定時期と剪定のポイントを解説します。

剪定時期

剪定は、11月頃から3月頃 (芽吹き前の3月、4月頃)が適期ですが、初夏の6月頃〜でも剪定が可能です。混みあった枝先を間引くことによって風通しを良くすると、さらさらとした樹形がつくれるだけでなく、病害虫の予防にもなります。

剪定時のポイント

シマトネリコは、明るい葉と、さらさらとした枝葉がシンボルツリーとして大人気の常緑広葉樹です。放任していると、1年に50〜60cmほど伸びる性質があるので、アッという間にボサボサになってしまいます。

もともと10m以上に生長する樹木ですので、庭に植えた場合は大きさをコントロールする剪定が欠かせません。手入れをせず放置しておくと20m以上に生長し枝葉が茂ってボサボサになってしまうため、その前に適切に剪定してすっきりとしたお庭を維持しましょう。

オリーブ

オリーブ
お庭屋よつば

オリーブの剪定時期と剪定時のポイントを解説します。

剪定時期

冬が明けて暖かくなる前である2月中旬〜3月頃に剪定をして、成長期にしっかり枝葉が伸びるようにします。5月〜10月頃は見栄えを整えるために、成長期で伸びた枝葉を剪定しましょう。

剪定時のポイント

オリーブは切りすぎると枯れてしまうので、高さを抑えつつ枝を抜きすぎないようにします。

シラカシ

シラカシ
庭木図鑑 植木ペディア

シラカシの剪定時期と剪定時のポイントを解説します。

剪定時期

剪定は冬季(12月から2月)が適期です。冬季は落葉しているため、枝や幹がよく見えます。また、冬季は休眠期間であるため、傷口から病気や害虫が入り込むこともありません。

剪定時のポイント

シラカシは比較的強健な樹種ですが、成長力が強いため放置すると大きく育ちすぎてしまいます。そのため、適宜剪定を行い形を整えましょう。また、古い枝や傷んだ部分は切り取ります。

ハナミズキ

ハナミズキ
庭木図鑑 植木ペディア

ハナミズキの剪定時期と剪定時のポイントを解説します。

剪定時期

剪定は冬季(12月から2月)が適期です。冬季は落葉しているため、枝や幹がよく見えます。また、冬季は休眠期間であるため、傷口から病気や害虫が入り込むこともありません。

剪定時のポイント

ハナミズキは比較的弱健な樹種です。そのため、成長力を抑えるために適宜剪定を行う必要があります。

赤松

赤松
庭木図鑑 植木ペディア

赤松の剪定時期と剪定時のポイントを解説します。

剪定時期

剪定は冬季(12月から2月)が適期です。この時期に行うことで、新芽の発生を促し、樹形を整えることができます。

剪定時のポイント

赤松は比較的強健な樹種ですが、成長力が強いため放置すると大きく育ちすぎてしまいます。そのため、適宜剪定を行い形を整えます。また、古い枝や傷んだ部分は切り取ります。

月桂樹

月桂樹
庭木図鑑 植木ペディア

月桂樹の剪定時期と剪定時のポイントを解説します。

剪定時期

剪定は春先(3月〜4月)に行います。この時期に行うことで新芽の発生を促し、樹形を整えることができます。

剪定時のポイント

月桂樹は比較的強健な樹種ですが、成長力が強いため放置すると大きく育ちすぎてしまいます。そのため、適宜剪定を行い形を整え、古い枝や傷んだ部分は切り取りましょう。

アオダモ

庭木図鑑 植木ペディア

アオダモの剪定時期と剪定時のポイントを解説します。

剪定時期

剪定は冬季(12月から2月)が適期です。この時期に行うことで新芽の発生を促し、樹形を整えることができます。

剪定時のポイント

アオダモは比較的弱健な樹種です。そのため、成長力を抑えるために適宜剪定を行い形を整え、古い枝や傷んだ部分は切り取ります。

庭木の剪定時期を間違えたときのリスクと対処法

庭木の美しさや健康を維持するために、剪定は欠かせない作業ですが、剪定時期を誤ると庭木にさまざまな影響が出る可能性があります。ここでは、庭木の剪定時期を誤った場合のリスクと対処法について解説します。

剪定時期を誤った場合の庭木への影響

剪定時期を誤った場合の庭木への影響について、種類ごとに解説します。

花木

花木を誤った時期に剪定すると、花のつぼみを傷つけ、花が咲かなくなる可能性があります。また、花が早すぎる段階で剪定されると、寒冷地域での霜の被害を受けやすくなります。

落葉樹

落葉樹を誤った時期に剪定すると、新芽や葉の成長を妨げる可能性があり、樹木の健康に悪影響を及ぼします。また、冬季に剪定すると、剪定面が凍結し、樹木にダメージを与えることがあります。

常緑樹

常緑樹を誤った時期に剪定すると、新しい成長にダメージを与える可能性があります。また、剪定時に病気や害虫の感染のリスクも高まります。

果樹

果樹の剪定を誤ると、収穫量や品質に悪影響を及ぼす可能性があります。また、剪定時に病気が広がるリスクもあるため、注意が必要です。

剪定時期を間違ったときの対処法

剪定時期を誤ってしまったときの対処法について種類ごとに解説します。

花木

剪定時期を誤った場合は、2つの対処法があります。まず1つ目は、花が咲いた後に剪定することです。花が咲いた後に剪定を行うと、次の年に花を咲かせることができます。ただし、花が咲いた後に剪定する場合は、次の年の花が咲くまで時間がかかることがあります。

2つ目は、成長期に剪定することで、新しい枝を伸ばすことができます。ただし、成長期に剪定する場合は、新しい枝が伸びるまで時間がかかることがあります。

落葉樹

落葉樹の剪定時期を誤った場合は、2通りの対処法があります。1つ目は、秋に剪定することで、次の年の成長を促します。ただし、秋に剪定する場合は、冬季に枝が凍結する可能性があるため注意が必要です。

2つ目が冬季に剪定することで、春先に新しい枝の成長を促進します。ただし、冬季に剪定する場合は、凍結や乾燥などのリスクがあるため注意が必要です。

常緑樹

常緑樹の剪定時期を誤った場合は、2つの対処法があります。1つ目が、成長期に剪定して、新しい枝を伸ばすことです。ただし、成長期に剪定する場合は、新しい枝が伸びるまで時間がかかることがあります。

2つ目が秋から冬季に剪定することで、春先に新しい枝を伸ばすことです。ただし、秋から冬季に剪定する場合は、凍結や乾燥などのリスクがあるため注意が必要です。

果樹

果樹の剪定時期を誤った場合は、2つの対処法があります。1つ目が、成長期中に剪定することで、新しい枝を伸ばすことです。ただし、成長期中に剪定する場合は、新しい枝が伸びるまで時間がかかることがあります。

2つ目が冬季から早春にかけて剪定することで、次の年の収穫量を増やすことです。ただし、冬季から早春にかけて剪定する場合は、凍結や乾燥などのリスクがあるため注意が必要です。

庭木の剪定時期一覧表を基に自力で剪定するときの流れ

庭木を適切な時期に剪定することで、庭木をすこやかに保てますが、正しく剪定することも大切です。自分で庭木を剪定するなら、必要な道具と基本的な剪定方法を押さえておきましょう。

剪定に必要な道具を用意

庭木を剪定するためには、以下の道具が必要です。

はさみ

小枝や葉っぱを切るために使用するものと、太い枝を切るために使用するものを用意しておくと便利です。

ノコギリ

はさみでは切れないほどの太い枝を切るために使用します。

手袋

手を守るために使用します。

庭木剪定の基本を解説

庭木を剪定する際は、以下の基本的な方法を守って行ってください。

古い枝を切り落とす

古い枝は新しい枝が生えてこなくなるため、切り落としてください。

新しい枝を伸ばす

新しい枝は成長期に伸びるため、伸ばしてください。

バランスを取る

庭木全体がバランスよく成長するように、均等に剪定してください。

自分で庭木を剪定するのが難しいときはプロに依頼を

庭木の剪定は、自分で行うこともできますが、難しい場合はプロに依頼しましょう。庭木の種類や状態、周辺環境によっては、自力での剪定が難しいこともあり得るからです。

また、剪定時期を誤った場合、プロは庭木の種類ごとに適した対策を把握しています。庭木の状態に合わせて適切な作業を行ってくれる可能性が高いため、剪定時期を誤った庭木の健康回復をしっかりサポートしてくれるでしょう。

庭木の剪定時期一覧表を参考に庭を美しく保とう

庭木には種類によって適切な剪定時期があります。庭木の剪定時期一覧表を参考に、庭木を正しい時期に剪定することで、庭の美しさと健康の維持につながるのです。

また、剪定に適した時期は、種類だけでなく周辺の環境によって若干異なる場合があります。自分での剪定に不安があるとき、庭木の種類や状態などの理由で自分での剪定が難しいときは、プロを頼りましょう。

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